早期英語教育について私が思うこと
私は基本的には、早期英語教育については大賛成です。
ただ、いくつか条件があります。
それは、
1.母国語である日本語を大事にする。
(例えば、家庭の中で、会話をたくさんするという基本的なことをおろそかにしない)
2.早期英語教育の要である小学校での必須化については、教員のあり方についてもう一度深く検討するということ。
3.授業をするというよりも、正確な発音のできる教員とともに、英語を使って楽しく遊ぶような授業を心がけるということ。
以上の3点さえしっかりしていれば、早期英語教育に関しては大賛成です。
早期英語教育に反対される方の中には、やはり現在の日本の小学校の教育のレベルが下がってきているところで、日本語よりも英語の授業をするようになるということは、母国語である日本語、日本の歴史がおろそかになるのではないか・・・ということで反対されている方が多いような気がします。
でも、私はこう思います。
英語の授業が入ってきても、国語の授業がなくなってしまうわけではありません。
「総合的な学習の時間」など組み込まれているので、国語の時間が減るわけではありません。
仮に必須化されるとしても、中学校の英語教育への橋渡しのために5年生からの必須科目になるので、中学校でいきなり出会う英語よりも楽に英語に触れ合えることができると思います。
ABCだってスラスラと書くことができていれば、塾へせっせと通い子供たちの遊ぶ自由な時間を減らさずとも、中学校で英語を楽にスタートさせることができるという点ではいいのではないでしょうか。
それに、学校で勉強する国語は大事ではありますが、ご家庭での会話の中での日本語ももっと大事だと思います。
親御さんが話される日本語は美しいですか?
家庭の中で、一緒に食事をしながらでも、たくさんの会話をしていますか?
日本語は母国語です。家庭の中でも国語は勉強できるし、そんなに日本語がめちゃくちゃになると不安であれば、ご家庭で一日15分の読書などをすることをおすすめします。
私は、英語を3年生のころから習い始めました。
現在のように小学校で英語に触れることは出来なかったので、自分の意思で英会話スクールに通っていました。
中学校に入って、スペルや発音でとまどったことは一度もありません。むしろ、発音するのがおもしろいし楽しかったです。
今でも、外国の方と英語でお話するときには、「あなたの英語はきれいですね」とよく言われます。
発音がきれいに習得できたのは、小学校のころに英語を聞いていたからだと思います。
文部科学省が行った、小学生へのアンケートでおもしろい結果がありました。
「英語を話せるようになりたいですか?」という質問に「はい」と答えた生徒は80%以上で、「英語だけでテレビや映画を見れるようになりたいですか?」という質問に「はい」と答えた生徒も70%以上。
そして、「受験のために英語を勉強したいですか?」という質問には80%以上の子供たちが「はい」と答えています。
それとは逆に、「将来、英語を使った仕事につきたいですか?」という質問には約30%の生徒が「はい」と答えていました。
将来の仕事には必要ないけれど、自分で英語がわかるようになりたいというのと、受験のときに役に立つから勉強したい・・というのが今の子供たちの現状のようです。
やはりまだ子供たちにとっては英語は受験英語という認識が強いのですね。
でも、これから国際社会のど真ん中へとつきすすむ現代の子供たちにこそ、本当に使える英語が必要でないでしょうか?
ですから、早期英語教育賛成といっても、英語を教えるだけの力量があるかどうかを確認せず、今の小学校の先生が形式的に行う英語の授業では絶対に時間の無駄だと思います。
2010年度必須化を目指すということですが、この英語教員については、もっと考えなくては「英語の必須化」がムダになってしまう可能性があると思います。
小学生のときに正確な発音を身に着ければ、中学に入っても英語の発音で自信をなくすことも無いと思います。
そのためには「正確な発音を習得している英語の教員」を準備することに専念すべきでだと思います。
そして実際の授業は週に一回、「英語の授業です。覚えなさい。英語を話しなさい。」という堅苦しいものではなく、子供たちが楽しみながら参加できる歌を取り入れたり体を動かしたりしながら、正確な発音で英語と触れ合えるような授業が理想だなと思います。
コミュニケーション能力が大切なので、時々、ネイティブのように外国の方と触れ合えるような時間を作るのも有効だと思います。
